HGUC バーザム(A.O.Z RE-BOOT版)の紹介です
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RMS-154 バーザム

「A.O.Z RE-BOOT ガンダム・インレ‐くろうさぎのみた夢‐」より、A.O.Z RE-BOOT仕様のバーザムがHGUCで登場。プレミアムバンダイ限定商品で2021年7月より順次発送されました。

発売中のTV版準拠のバーザムとデザインは概ね同じですが、建機メカらしい直線的な面構成でリファインされています。また、プロポーションは大きく異なり、引き締まった上半身とすらっと長い脚でスタイリッシュな体型に。
腹部がTRシリーズお馴染みのドラムフレームになっているのが特徴で、キットでは再現されていませんが、ドラムフレームとリアアーマーが分離してプリムローズ2になるようです。

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長い鶏冠が特徴的な頭部。基本的にTV版と踏襲したデザインですが、小顔でモノアイのスリットも細くなって精悍な顔つきに。また口のような部分が無くなっています。

キットは、通常のバーザムからの流用は一切無しの完全新規造形。色分けは概ね優秀でモノアイはクリアーピンクでしっかり色分けされています。尚、シール箇所もそれなりで、特徴的なドラムフレームや、脚のスラスター縁の赤やグレー部分がシールで少し目立つかと思います。
また、上半身のスラスターや指先の赤等はシールでも補い切れていないので設定通りの配色に仕上げる場合は細かく部分塗装する必要があるようです。

■製作内容
パチ組み+部分塗装で製作。
製作時に配色を確認する資料が無かったこともあり(パッケージ、説明書はモノクロ)、ひとまずシール部分のみ塗装しています。バーニアはメタリックに。
T3部隊(?)のエンブレムがマーキングシールで付属し、説明書の指示通りの位置に貼り付け。
メタリック塗装した箇所以外はつや消しでコートしました。

■可動
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頭部はボールジョイント+首側が珍しい左右方向へスイングするようになっています。
見上げ方向にはあまり動きませんが顎を引くことは可能。左右スイングを使うことで顎と襟の干渉を少し抑えることができます。

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腕はあまり開きませんが、肩付け根が情報にスイングすることでほぼ真横くらいまで上がります。また、肩アーマーが若干跳ね上がるようになっています。

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腕のロールは肘関節付け根で行います。上腕と関節はボールジョイント接続になっておりある程度自由に動かせるように。肘は2重関節。また、前腕のグレー部分から若干内側に可動できます。

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肩付け根は前方へスイングさせることも可能。フレームが2枚の板の組み合わせになっており、動かすことで後ろ側が連動して引き出されるようになっています。

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胴体はドラムフレームを軸に前後にスイング。腹部のシリンダーが連動して伸縮します

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撮影時には全く気付いてませんでしたが、全体的に胴が前屈み気味になっていたようで、腹部のシリンダーがこのくらい見えている状態がデフォルトになります・・・

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胸部がボールジョイント接続で若干左右にもスイング。腰の捻りも胸部で行いますが、ほとんど可動は出来ません。

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バックパックはボールジョイント接続で既存キットとの互換性はありませんが、バックパック全体を跳ね上げることができるようになっています。
また、リアスカート及び中央のスラスター部分それぞれ跳ね上げられます。(・・・が気づいたらジョイントが白化してたので動かしません・・・というかスカート表裏間違えてる・・・)

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デザインに反して股関節の可動域は優秀でこのくらいまで開脚できます。足首はボールジョイント接続で接地性はそれなり

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腰回りに干渉する部分が無いので脚はかなり上がります。膝は2重関節。つま先が独立して可動します。また、脹脛のスラスターもスイング

■武装
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武器装備

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ビーム・ライフル

通常のバーザムと同じような独特のデザイン。手に持たせ、後部のアームを上腕の凹みに取り付けて保持します。アームは2軸可動で接続状態でも肘を曲げることができます。

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バルカン・ポッド

側面の赤い丸部分は色分け自体はされていませんが、パーツは分割されているので塗装は楽。
センサー部分は流石に小さすぎるためかシールは付属ていないので塗り分けが必要です(塗ってない)

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台座用の3㎜穴は腰後ろ側に空いていますが、リアスカートと干渉するため、アクションベースに付属するジョイントを使用するように指示されています。

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ビーム・サーベル

クリアーイエローのビーム刃が2本付属。丁度同時にドラグナーを組んでおり黄色サーベルが被ったので片方をつや消しでコートしてみました。模型誌の作例でもたまに見かけますが、白く曇った感じになりビームの発光表現としてはこれもありな感じですね。

尚、柄の収納は出来ません。(通常バーザムではダミーの柄が前腕に格納されていましたが、今回はそれも再現されていません)

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こちらはキットのままのサーベル

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足裏は肉抜きされていません


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手近なところにあったのでヘイズル改と

Ζ時代のMSらしく頭頂高は19m級なので、通常MSサイズのヘイズルよりも頭一つ分くらい背が高くなっています(ヘイズルのキットが古いのもあるかと思いますが)

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一般販売されているHGUCバーザムと

結果にコミット
基本的なデザインラインは共通ですがバランスが大きく変化しています。AOZ版は整ったプロポーションでMK-Ⅱ等他の機体との繋がりも感じるデザインに感じます。
キットとしては成形色も結構変化してますね。

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以上、HGUCバーザム(A.O.Z RE-BOOT版)でした。パっと見は普通のバーザムですが、同じようで全く違うデザインなので完全新規という気合の入った内容のキットになっていました。

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